おたくのテクノ

ピアノ男(notピアノ弾き)のブログ

音ゲーとTTHW

引越すことがほぼ確定してるような状態になったので、身軽にしようと思い、家にある物をいくらかリサイクルショップで手放している。引越し資金の足しにもしたいし。

時間にはまだ少し余裕があるので、ヤフオクやメルカリで手放すほうがリターン的にも良いのだろうが、小心者ゆえ対個人の取引に抵抗があり、積極的にリサイクルショップを活用している。

 

今回はビートマニア(以下ビーマニ)のコントローラを手放すことにした。ここ数年で販売されている、家庭用のエントリーモデルだ。ビーマニは、PS2でのリリースを最後にコンシューマ向けではソフトが発売されておらず、このモデルが販売されるまで長らく公式には供給が止まっていた状態であった。従って、PS2用のエントリーモデルですら中古市場価格が高騰していたのだ。それが2019年頃だったか、iOSアプリでビーマニがリリースされ、それに伴ってBluetooth接続機能などが追加される形で、公式からいよいよコントローラが再販される流れとなった。

中学生の終盤で5鍵時代の初代ビーマニに出会い、以来大学生前半頃まで夢中になってやっていた(SP9段、DP8段)。このゲームは多くのDJやプロデューサの音楽観に影響を与えていて、例に漏れず自分もその一人である。元の元を辿れば音MADなのだが、自分がガバやハッピーハードコアを制作するに至ったのは、この経験が大きい。ビーマニでプレイする曲も、もっぱらDJ TECHNORCHkors k、L.E.D.-G、M-Projectらの180-200BPMの楽曲が多かった。

さて、公式にコントローラが再販されると聞いて当然ながら飛びついたのだが、実はこの頃には少なくともゲームセンターではプレイしていなかった。就職してプレイ時間がそもそも学生の頃ほど取れなくなったし、音楽の嗜好性も幾分か変わってしまったのである。ゲームするより何か物作ってたほうが楽しい時期でもあった。数回はプレイしたものの、結局押入れ行きとなってしまった。

ビーマニのみならず音ゲーは、かつて社員といくらかの外注で楽曲が揃えられていた。ここ数年はより裾野が広がり、同人音楽出身の人やasiaなどのクラブで活躍している人たちの参入が散見される。自分の知り合いも多数音ゲーに収録されているのを見ている。もし自分がまだ音ゲー音楽に熱中していて、音ゲー向きの楽曲を作っていたら、見える世界は変わっていたのだろうか?と時々思う。

 

音ゲーの話が長くなってしまった。コントローラ売却の話に戻す。コントローラをリサイクルショップに持参するのは、運転免許なしの自分には辛いので、リサイクルショップが提供しているオンライン買取アプリを利用した。*1商品の写真を撮り、査定に出す。すると、全国のチェーン店舗から買取依頼がコメント・査定額とともに5件まで届くのだ。

数回しか使用していないので状態は良い。付属品も揃っている。査定に出した。すると、感動的なことが起きた。

どう考えても機械的ではない熱の入ったコメント・リサイクルショップにしては高い査定額を出してくれた上位2店舗は、どちらもTTHWで訪れた店舗だったのである!

(本ブログの読者の多くはTTHWを知っていると思うが、知らない人のために。TTHWはtofubeatsさん主催の「サイコロで出た目の金額で買った中古機材のみで音楽を作る新感覚音楽制作バラエティ」である。ピアノ男は、isagenとのタッグでプレイヤーとして1回、オーディエンスとして1回出演している。未見の方は是非。)

THREE THE HARDWARE - YouTube

思いもよらぬ巡り合わせに、いつの間にか押し入れに眠っていた無数の思い出が、ホコリを飛び散らしながら眼前にあらわになった。

これとは別に、てるお軍団と称する、関西にいた系列の人々でハードオフを訪れた時も、買取査定額が妙に高かったのを覚えている。大阪の人情?

 

喜んで、かつて訪れた店舗に売却を申し込みました。今後も売り買い共にお世話になります。よろしくお願いします。

 

それにしても状態の差があるとはいえ、以前別店舗で売却したmicroKORG XLより、音ゲーコントローラのほうが高くつくとは……

*1:ショップ名を出さないのは検索避けのため。ショップの人に見られると恥ずかしいので。誰もが知る有名な会社。