何を聴いてるとかそういう話は、この頃は直接会った人とその手の話題になった時にしかしていなかった。そもそもあまり音楽を聴いていないし。だが、作家の立場からしたら、目に見える形で言及してもらえるのは励みになる部分もあるよなぁと思い直し、今後は書いていくことにした。批評家・評論家ではないので、感想程度。
以下は最近聴いて良かった曲やアルバム。
秋山羊子 - 狂った手
日本のサックス奏者の曲を探していたら見つけた。秋山さん自身はサックス奏者ではなく、全編通してサックス奏者の梅津和時さんが参加している。
苦労してそうな人の音楽に最近なぜか惹かれる。弾き語りにSAXの組み合わせも最高。
ただ自分ぐらいの歳の人が、島崎和歌子や上沼恵美子を真の意味で、身に染みて、例えるならオカンの目線より深く理解することは困難なのと同じで、多分秋山さんの意図してる所をストレートに汲み取ることはできていないのかもしれない。多分オルタナティブな解釈をしている。このことに関しては、長くなるので別の記事でまた書くことにしたい。
aus - Everis
15年ぶりリリースとあるように、自分が知った頃には作品は特に出ていなかったというところで、告知を見たときは山口百恵が新譜出すみたいな驚きがあった。
関わってる人の多さ、ametsub氏の事件を経てという経緯、15年というロングスパン、これだけでも結構でかい話だが、曲もそれに相当するだけの地層の厚さを感じた。1~3曲目の流れにめちゃくちゃ食らってしまった。聴いた曲をすぐ忘れる自分でも覚えてしまった。曲間が繋がっているものに自分は弱い。
Young Smoke - Space Zone
知らなかったのだが、ブックオフでPlanet Muという文字を見て即購入。これが2012ってマジか……。このジャケットみたいな典型的な宇宙空間的青さを持ったFootworkという感じで、FootworkってTeklife的なのしか知らなかったので新鮮だった。これをきっかけにまたTraxmanとか聴いている。自分がガバしか知らない学生だった頃とはまた聴こえ方が違って、ブチ上がるのとはまた違うビターな味わいが分かってくる。
ヨルシカ - Telepath
自分が普段聴く音楽からはかなり遠いバンド。この曲はBGMのノリでつけてたテレビから流れてきた深夜アニメで知った。ぶっちゃけアニメのことよく知らないのだが、前向きなアンニュイさとでも言うか、静かな熱さとでも言うか、、分からんけどイメージにすごく合ってた。イントロ-Aメロだけずっと聴いてたい。中高生ぐらいの時に、BS11で目当ての日常系アニメが始まる前についでに観てたハードコアなアニメのイデアの空気を何故か感じる。
Ambassadors of Funk - Super Mario Compact Disco
最近というか正直ずっと前からSupermariolandは聴いてたのだが。最近マリオに対する熱が強くなってきて、久々に聴いてたらアルバムの存在を知る。
年代が年代なのでブートで勝手にやってるものだとずっと思っていたのだけど、調べると実はちゃんと宮本氏に許可をとったものとのことで、その熱意に心を動かされた。、今なら絶対できないだろうな……。時代の奇跡とでもいうか。
スーファミ期のマリオ観をちゃんと抑えつつ、この頃のヒップハウスの悪気のなさも相まって素晴らしいアルバム。MVも必見。
またなんか聴いたら書きます