おたくのテクノ

ピアノ男(notピアノ弾き)のブログ

BET ME! トラック解説

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野暮かもしれませんが、これの楽曲プロデューサーとしての解説。

解説する理由: 自分もこういう解説読むの好きだから!

 

制作の経緯

バルニーたまから別のタイプビート(110bpmぐらい)に乗せたラップが届く。タイプビートがしょぼいので好きな感じで良いの作ってほしいと来たのでガッツリ遺伝子組み換え。

曲のジャンル

イントロのプープーゆうてるやつはJungle Dutchというインドネシア産のダンスミュージックをイメージ。最近はTiktokとかでも聴くことが多いと思う(見てないから知らんけど)。元のタイプビートがレゲトンな感じのビートにヘロヘロのプープーシンセが鳴ってて、そこからの連想ゲーム。

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こういう謎お姉さん画像や著作権ガン無視アニメ画像、EDM風ビジュアライザーとともにいっぱいMixが上がってる。

 

Jungle Dutchが終わった後は、ハードテクノ系のビート。トラップやハイパーポップ系の何やらは作り方わからんし、調べれば分かるんだけろうけど俺のビートではない。でもハードコアも今は気分じゃないのであんまり作ってない。でもなんとなく愚直な4つ打ちが聴きたかったので、ハードテクノ

頭の中にはグルーヴ地獄V、DJ KAGAMI、石野卓球Ghost in the shellがあった(なんで?)。

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ハードテクノそんなに作ったことなかったからハードテクノぽくなってるかはよく分からない。

 

Jungle Dutchとハードテクノ、どっちかに絞ろうと思ったが、どうしても絞れなかったので無理やりガッチャンコした。成立させるのが難しかった(そもそも成立してるか分からないけど)。

音など

イントロのプープーメロディーは具体的に何とは言わないが某有名動画を参考にしている。同じではないが結構似てて、大丈夫だと思うが燃えたら嫌なので知りたい人は直接聞いてください。

 

1:04〜あたりのバルニたまカットアップは、偽バレンシアガのセルフサンプリング。なんとなくカットアップしたいなと思って、でもBET ME!のラップをカットアップしてもしつこいだけな気がしたので、過去にリョウコ2000としてRemixさせてもらった偽バレンシアガを刻んだらしっくり来た。

完全に余談だが、森道市場でのライブ用に偽バレンシアガ 2022 Remixを作ってあり、それが結構いい出来だと思ってるのでまたなんかの機会にプレイしたい。

 

Jungle dutchパートでのバルニたまの声の刻みは、Jungle Dutchやナードコアでありがちな手法(俗称: ナードコア刻み)。俺の心にはいつでもナードコア

思い返せばリョウコ2000名義での初出演はナードコアのイベントで、バルニたまも遊びに来てくださっていたようだった。

 

シンセ: とくにサビのカッカーいってる音はMOD感を意識した。MODとは、トラッカーという大昔のDAW的なやつで作られる音楽ファイルのことで、ナードコア等の大先輩たちはこれで作った音楽をやりとりしていたそうだ!このカッカーには、何故かMOD感というか、2000年初頭のネットのテクノ感を自分は感じる。

他のレイヴスタブは、手グセ。

 

その他

私は歌やラップの聞き取り能力が乏しすぎて、正直作ってる間はあんまり何歌ってるのかよく分かってなくて、でも景気良さそうな歌だとは思ったから、おたくノリ全開で景気よくいった。リリース後、リリックを見てみると、うちはこれからヤバくなるから唾付けとくなら今のうちだよという感じの歌ぽくて、景気良くなりそうでよかった(?)

 

聴いてくれてありがとう 終しめり